12月13日

マリノスタウンにてJユース2回戦。

3年生はホームで試合をするのはこれが最後。

予選1位抜けできてよかった。

前日のおめでたい出来事の流れをそのままに、brigadaはこのTシャツで応援。
1名を除いて。

トップがシーズンオフになった影響もあってか、これまでにない人の入り。

サテくらい入ってるんじゃないか?

この日に向けて3年生全員のチャントを作成。

ラーラーラーラー ララララー あいすけ あいすけ
ラーラーラーラー ララララー あいすけ あいすけ

はやーたれーん アレーアレ
はやーたれーん アレーアレ

こーへー オーなかたこーへー
オーオオオオ こーへー こーへー

GKの二人は残念ながらベンチ外だったので歌わず。

スタメン

-------凌河------
裕二---健哉--塩田
---元気---悠斗---
岡-航平-早田-愛輔
-------椋太------

あまじゅんは風邪、アンドーは怪我でメンバー外だそうです。

さあ、勝って鳥栖へ行こう!

坂の上には吉田さんの姿も。

クラブハウスからは勇蔵が観戦。
後半は着替えてピッチ脇に登場。

あと、坂田も見てた。

0−0で折り返した後半、塩田に代わって入った翔が、右サイドでボールを受けると、カットインからの左足のシュートがGKのニアを抜きゴール!

交代策ズバリ。

しかし、ゴール前でのクリアが中途半端になったところを、ヘッドで押し込まれ同点に。
早田がカバーに入って頭でさわったが及ばず、残念。

試合はそのまま10分ハーフの延長へ。

延長前半開始すぐ、保田のスルーパスに凌河が抜け出し、振り向きざまにダイレクトでシュート、これがファーポストに当たりながらもゴール!

さらに延長前半終了間際、クリアボールがそのままカウンターになり、右サイドを抜け出した翔が、ファーの裕二へグラウンダーのクロス。

これを裕二がきっちり決めて2点差に。

最後は地力の差が出て3−1で勝利!

次はベアスタでガンバと。

まだまだシーズンは終わらない。

勝ち越し弾の凌河がコールに応える。

この3年間ですっかりサポ慣れしたな。

力さんもコールに応える。

試合後のスタンド最前はごらんの人だかり。

まるでトップチームを見ているかのよう、今年のユースは人気あるな。

12月19日

横浜から鈍行で7時間、やってきたのは名古屋港。

高円宮杯U-15ですよ、追浜ですよ。

ちなみにここは、航平たちが中3のときに、同じく高円宮杯の決勝トーナメントラウンド16で、前橋FC相手に0−3からラスト5分で3点取って追いつき、延長で勝ち越して勝利した懐かしの場所。
延長の決勝点は悠斗だったな。

キャプテン翼。

相手は地元の愛知FC。

結果は0−0。

ユースなみに決定機を決めきれず。

まあユースというか、追浜の仕様でもあるんだけど。

ユースも追浜出身者が主力だしね。

試合後は再び鈍行で西を目指す。

大垣は雪景色。

米原を過ぎたところで車内アナウンスが、人身事故で京都大阪間で運転見合わせ。

やばい、今日はこのまま鈍行を乗り継いで福山まで行く予定で、ホテルも予約してしまっている。
どれか1本でも乗り過ごすと、福山にたどり着けない。

京都から地下鉄と阪急で振り替え輸送していたが、路線を見ると、とてもじゃないが時間がかかって間に合わない。

って事で、とりあえず京都から新大阪までワープ。後はなるようになれ。
1,380円の出費がもったいないな。

新大阪から地下鉄で梅田まで出てJR大阪駅へたどり着くと、ちょうど電車が動き出したところだった。

それに乗ってとりあえず姫路へ、姫路で接続待ちしてくれていたので、なんとか福山に到着!

大阪で1本でも乗り遅れてたら間に合わなかった。まさに間一髪。

12月20日

駅前の福山城。

福山からはワープ。
小倉から再び鈍行で鳥栖を目指す。
予定通り到着!

去年ここで天皇杯を戦ったのは同じ12月20日。

中の人は同じ日のNACK5のJユースFC東京戦に行っていたので、初めてのベアスタ。

第1試合の結果。

大分戦後の一週間で何度か練習が休みになっていたので、まさかとは思ったけど、やっぱりインフルエンザの影響。

大分戦ではあまじゅんだけだったが、この一週間で主力では早田、愛輔、裕二、拓斗に広がり、あまじゅん、愛輔、裕二は病み上がりで万全ではなかったらしい。

スタメン

-------凌河------
翔-----健哉--悠斗
---元気--アンドリュー-
岡-航平-愛輔-保田
-------椋太------

アンドー復帰。

鳥栖まで来た面々。

開始5分愛輔からのロングフィードが翔にピタリ。

翔はDFを一人かわして右足のシュート。
これが見事に決まり先制!

だが、その後はずっとガンバペース。
サイドのスペースをケアされ、中盤での激しいプレッシャーにボールを繋げず、ミスを連発。

そして同点ゴールを許してしまう。
それでも、よく1点ですんだという感じ。

ウチのシュートはわずかに翔の2本だけ。
始めに1点取っておいて良かった。

悠斗も頑張ってはいるが、やはりあまじゅんか裕二がサイドにないと基点が作れない。

後半5分、あまじゅん投入。

続けて裕二投入。

これで反撃体制は整った。

 

徐々にペースを握り返し、残り10分さあこれから!

というときに、問題の出来事が起こった。

まず起こった出来事を客観的に。

ゴール前の交錯プレーで痛んだ椋太がボールを抱えたままうずくまる。
主審が近づいて椋太の状態を確認しに行き、椋太が立ち上がったのでプレー再開。
だが椋太はボールをタッチに蹴り出し、すぐに再びうずくまる。
蹴られたボールは勢いがなく、タッチを割ろうかどうかというところでガンバの選手の足元に。この間約5秒くらい。
ガンバの選手はボールをトラップすると、ルックアップしてロングループシュート。
それに気づいた椋太が、なんとか立ち上がりふらふらとバックステップでボールに反応したが及ばす、ボールはネットを揺らした。
主審は再び椋太の元へ行きかけており、その間にゴールが決まり、一瞬迷ったようなそぶりをみせたがガンバのゴールを認めるジェスチャー。

主審の判断は至極当然、ルール的には何の問題もないガンバのゴール。

スタジアム全体がえ?という空気の中、航平の

「しょうがねぇよ、やるしかねぇよ」

と言う声がスタジアムに響き渡る。

マリノスのゴール裏から怒号が飛び交う中、すぐに試合が再開された。

以下、中の人の感想。

密かにガンバがお返しのゴールをくれるのではと期待したが、残念ながらそれはなかった。

この一連のプレーにはありとあらゆる要素が重なり、マリノスにとって悪い方向に事が運んでしまった。

まずいちばんの要因は、椋太が最初に痛んだときに主審が一度確認に行っていること。
それによってガンバの選手が普通にプレーが再開したと勘違いしても仕方がない。

だが、そう思ったのはおそらくシュートを打った選手ひとりだけだったということ。
椋太が蹴ったボールの先には二人のガンバの選手がいて、ボールを受けなかった選手は、動き出すこともなく明らかにプレーを止めていた。
同じようにウチの選手もプレーを止めており、主審も再び椋太の元へ行こうとしていた。
何よりシュートが決まった瞬間ガッツポーズをしたのはシュートを打った選手一人だけだった。他のガンバの選手もえ?という反応だったので上げていた腕はすぐに下ろされたが。

後で聞いた話だが、マリノスのベンチが何も抗議しなかったのは、力さんが何も言わなかったからだという。
そしてなぜ力さんが何も言わなかったかというと、椋太が痛んだので、サブGKの橋本を呼んでいて、問題のシーンを見ていなかったからだとか。
さらに言うなら、普段そういったことをするべき阿井コーチがいなかったというのも一因。
(帯同スタッフは、力さん、下さん、トレーナーの田中さん、ドクターだけだった)

さらにさらに、なぜかガンバの監督もこのシーンを見ていなかったらしい。

付け加えるならば、ビデオ撮影をしていたスタッフのFさんも、プレーが止まったと思い録画を停止させていたので問題のシーンを撮っていなかった。

まあ、それぐらいみんながプレーが止まったと思っていたわけですよ。

そんな中で、航平がすぐに下した結論の元、試合はすぐに再開されたわけです。

もし力さんがこのシーンを見ていて抗議していたら、ガンバの監督が見ていたら、ゴールをお返しするという選択がされていたかもしれない、Jで前例があったように。

椋太が倒れたのを見てすぐに主審がプレーを止めていればとも思ったが、それも難しい。
椋太の痛み具合が緊急を要するほどではなかったし、おそらく主審もガンバの選手がボールを受けてシュートするなどと思っていなかったはずだ。
主審は椋太の元へ行っていて、ガンバの選手がシュートを打ったのを見ていなかったと思われ、プレーを止める隙がなかった。
また副審がいないサイドからシュートを打ったというのもある。
もし副審がいるサイドだったら、ガンバの選手がボールを受けた際に、タッチに出すように促しただろう。

もちろん椋太のキックが中途半端だったというのもあるし、ウチの選手がほぼ全員プレーを止めてしまったというのもある。

そのどれかが一つでも違えば、こういうことは起こらなかったのではと思うが、それも後の祭り。

と、いろいろ書いたが、これも中の人が見た範囲での出来事を、帰りの新幹線の中でメモしたものから起こしたもので、果たしてそれが全て合っているとも限らないわけですよ。

 

ちなみにキクマリカメラが来てたので、もしかしたら放送あるかも?

しかし改めてガンバの対応は残念だった。
ゴールが決まってしまったことは取り消せないし仕方がない。だからこそお返しのゴールを与えるべきだった。
試合再開直後にそれができなかったとしても、極端な話、ロスタイムに入ってからでもそれはできなくはない。
おそらくシュートを打ったガンバの選手は、この出来事を一生忘れないだろう、そしてサッカーを続ける限り周りからも一生言われ続けるだろう(観客が少なかったのが救いだが)。それは良くも悪くもこれからのサッカー選手としての成長に大きく影響を与えるはずだ。
ちょっと大げさかもしれないが、ユースは育成カテゴリーだということを忘れないで欲しい。

J'sゴールにこの試合のレポが上がってたけど、あれはこの出来事の一面だけを大きく取り上げて美化しすぎだと思いますよ。
まあ、そうしないと記事は書けないんだろうけど。

残りの10分間、スタジアムはある種異様な空気に包まれていた。

おそらくプレーしている選手も、普通の精神状態ではなかったはずだ。

ロスタイムのラストプレーのFK。
椋太もゴール前に上がったが、同点に追いつくことはなく試合終了の笛が吹かれた。

ゴール裏からは、激しい怒号が上がり続ける。
ユースはブーイングしないのが暗黙の了解、中の人も何かあると止める側ですが、この日ばかりは止める気にはならなかった。

航平が「やめて下さい」と言ったらしいが、ゴール裏までは聞こえず、トレーナーの田中さんが止めにきて、多少の落ち着きを取り戻した。

ピッチに崩れ落ちていたマリノスの選手も立ち上がり、ガンバの選手も静かに淡々と整列に向かう。

そんな中、空気も読まずに勝利のチャントを歌い続けたガンバのサポ(1名)と、終了の瞬間に喜んでいたガンバのベンチのメンバーは、いったい何なの?

ただでさえ切ない3年生の引退が、よもやこんな形になろうとは。

だがこれで終わりではなく、新たなステージへの一区切りにしか過ぎない。
今日の出来事も過去の思い出として笑って話しができるように、ひと回り、ふた回りも大きくなって、いつの日かまたマリノスに戻ってきてくれることを信じ、これからも応援していきます。

大学も見に行くよー。

そして、試合後に泣き崩れて、最後まで顔を上げることができなかった椋太。

今日も何点もセーブしてチームを救ったじゃないか。

まだまだリベンジの機会はいくらでもあるぞ。

試合後にバスに乗り込む3年生たちは、みんな吹っ切れたように笑顔でした

航平は真っ先に

「4年後に戻ってくるんで、待っててください」

と言ってくれた

プライマリー追浜からのチームメイト航平、岡、あまじゅん、大希に

ジュニアユースから愛輔、悠斗が加わり制したクラブユースU-15
(もちろんそれ以外の選手の活躍もあっての)

そして新子安から早田が

外部から橋本、都丸、塩田、凌河が加わり制した高円宮杯

過去を振り返ると、楽しい思い出の多い世代でした

残念ながらトップ昇格者はいないけれど

いつの日か新たな思い出を書き加えられる時がくるのを楽しみに待ちたいと思います