7月14日

雨の秋津サッカー場。

第1試合は優勝決定戦、流経柏vs市船。

二人退場した流経が後半2点差を追いつくも、延長で力尽きた。

3−2で今年のプリンスは市船が優勝。

幕。

まずは6決に臨む、相手は湘南。
負ければ6位になり、高円宮杯の出場権は逃すことになる。
勝てば、16日にヴェルディvs浦和の敗者と高円宮杯最後の関東枠をかけての4決に進むことが出来る。
とにかく勝つしかない。

中の人はカナダ帰りで久しぶりのユース、緊張する。

サクッと、5−2で快勝!

16日の相手は浦和になった模様。
関クラのリベンジだ!

続いて、ナビスコ@味スタ。

三ツ沢の試合のときはカナダにいたからよく分からないが、いい試合するじゃないか!

盛り上がるスタンド。

ん?左端に見えるのは…?

最後押し込まれる場面が続いたが4−2で快勝!

準決勝に駒を進めた!!

7月16日

いよいよ決戦の日。

「この車、なんか魚臭くない?」

「きっと幕ですよ」

「一昨日濡れたまま車に積んで、何もしてないからね」

危険な香りを漂わせながら、車は鴻巣へと向かう。

着いた。

早く幕を干さねば貼らなければ。

危険な臭いの元凶たち。

袋から出すと、水がしたたり落ちる。

前日までと一転、晴れて日差しが強い。
これならすぐ乾くだろう。

おや?何か付いてるぞ?
キーパーグローブ獲ったどー!

怪我で離脱中の西脇と、急なセレクションのため予定よりも早くデンマークへと旅立ってしまったパリスのユニも掲げられた。

いよいよ運命の一戦。
スタンドでは西脇も見守る。

0−0で折り返した後半、伝家の宝刀、学のすばやいリスタートから端戸が裏に抜け出す。
ここで浦和のGKが端戸の足に手をかけて倒してしまいPKに、さらに得点機会阻止で一発レッド。

新子安時代から何度も見たコンビ。
学はドリブルや技術だけでなく、すばやいリスタートやこぼれ球に詰める抜け目なさも魅力。

しかし、このPKを端戸がセーブされてしまう。

その後、怪我明けの宏太を投入し、優位に試合を進めるが、浦和の守備を崩すことが出来ず、延長が終わっても0−0で、決着はPK戦へともつれ込んだ。

延長終了直前にはGKが佐藤から当銘に交代。
当銘の方がPKに強いというベンチの判断だろう、この交代がどう転ぶか?

PK戦前の円陣、宏太が声を張り上げる、

「みんなの気持ちを一つにするぞ!」

そしてスタンドを指差す。

そのまま拳を握ると、

胸を叩く。

その視線の先はもちろん西脇。

運動量や技術もさることながら、この気持ちの強さも宏太の魅力。
あらゆる面で頼もしくなった宏太。
お前はいったいどこまで成長していくんだ。

サブ組が肩を組んで見守る。

宏太、学、甲斐、優平、荒井、5人全員成功。
みんな決めた後はサポにアピール、嬉しいじゃないか。

一方浦和も全員成功させ、サドンデスに突入。

6人目、金井は成功、そして…。

浦和の6人目を当銘が止める!

その瞬間喜びが弾ける。

以下、写真垂れ流し。

なぜ金井が喜びの輪から外れているかというと、真っ先にスタンドの西脇にアピールしてたから。

さすがだよ金井。

今年も高円宮杯出場決定!!
スタンド前で、サポに挨拶。

そして再び喜び爆発。

まるで優勝したかのようw

2連覇中、代表選手を多く抱え、勝って当然というプレッシャーとも戦ってきたのだろう。

苦労して手に入れた高円宮杯の出場権は、こんなに喜ぶだけの価値がある。

以下、写真垂れ流し。

宏太、成田、佐藤峻ははしゃぎ過ぎw

サブ組の試合後の後片付け。

今日は出番がなかったまっちょ、

「今日は自分の果敢なアップが勝利を呼んだんですよ」

はいはい、まっちょまっちょ。

最後に。

今日のヒーロー、おいしいところをかっさらっていた当銘選手のインタビューです。