プロローグ 今年の2月、ユースがマリノスタウンに活動の拠点を移した時、下條さんと話をする機会があった。 4月、念願のスタンドが置かれることになった。 だがジュニアユースの公式戦でかろうじて開放されるのみ、練習試合などで開放されることはなかった。 今年行われたユース関クラ予選では開放されたので、今回も開放されるだろうと思っていると、オフィシャルからリリースが。 観戦はスタンドで、横の歩道や駐車場からの観戦は禁止 という趣旨のものだった。 当然関クラの時のように、BグラとCグラの間のスタンドで見れると思っていた。 ところが当日行ってみると、Aグラ横のメインスタンドから観戦しろとのこと。 |
あまりのことに、某スタッフに食ってかかる。 そんなこと見る側からは知る由もない。 埒があかないので歩道で見ることにする。 もうあきれたね。 今年になってユースの応援をお願いしますとかホームページに載るようになったのは壮大な前フリですか。 そういえばマリノスタウンの設計には岡田が関わってたんだっけ、なんか納得の造り。 岡田にとっては下部組織なんてどうでもいいだもんね。 |
とりあえず歩道へ。 | |
前日に誕生日を迎えた長男。 気分も新たに、髪型を変えて登場。 | |
大人からのプレゼント、チーズケーキをほおばる。 | |
若手からのプレゼント。 | |
キックオフ直前。 歩道には予想通りの人だかりが。 とりあえずここで選手コールをする。 だが、やはりここで声を出すのはよろしくない。 | |
到着! すでに試合は始まっていた。 予想通り見にくい、っていうか見えない!暗いよ! BグラとCグラの間の | |
スタンドの上のほうへ。 おお!見やすい!! さらに風下だし声が届いているのか?
しばらくすると某スタッフがやってきて、警察に道路の使用許可をとったから歩道で見ても良いと伝えに来た。 今になって歩道観戦OKなんてねぇ。まったくもってふざけた話だ。 | |
だが応援しないわけにはいかない。 ここで視力2.0という無駄な能力をもつ中の人が、その視力とこれまでのユース観戦経験をフルに生かして、試合展開を見て選手の判別をする。 前半端戸が倒されてPKをゲットしたのは見切った!
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夜景を見ながら試合を堪能?出来るのはマリノスタウンだけ! | |
後半。雨が降ってきたので屋根下に移動。 屋根を使えば声が響く!さらに反響させるためにクラブハウスに向けて叫ぶ! 学のドリブルから中で高久が詰めてゴール! | |
試合は2−0勝。 最近選手をかき集めているFCユースだけに、無失点で勝てれば十分だろう。 試合後、選手たちが歩道側に挨拶に行った後、なんとこちら側にやってくるではないですか。 | |
去年までのチームならいざ知らず、クールな選手が多い2年生が主体のこのチームがわざわざ挨拶に来るなんて予想外。 ユースと言えど、選手との距離を縮めるのは簡単なことではない。これまでの地道な活動があってこそ、その絆は一朝一夕で築けるものではない。 | |
共に手を繋ぎ共に喜びを分かち合う。 正直、挨拶されてこんなに嬉しかったことは今までなかった。 なんか近くで見てたらもどかしい試合展開だったらしいけど、そんな細かいことはまったく分かりませんでしたよ。とにかくいろんな意味で楽しい試合だった。 でも、歩道で見てた人に聞いたら、選手コールの正解率は20パーセントぐらいだったらしい。 |